尿酸値が高い方は腎臓にも注意が必要です

腎臓について説明する男性

健康診断で中性脂肪や肝臓は気にしてもその他の結果はあまり気にしていない、またはよく分からないと放ったらかしにしていることはないでしょうか。もし診断結果を見直して尿酸値が高いという結果が出ていた場合には、あわせて腎臓の結果も見ていただきたいです。もしかするとそちらにも異常が出ている可能性があります。

 

尿酸値が高いと起こる病気といえば「高尿酸血症」「痛風」ですが、腎臓にも影響があるということまで知っていることは少ないと思います。ではどのようなことが起こるのでしょうか。

 

腎臓は尿の排出には無くてはならない臓器です。おおまかに言うと「血液のフィルター」として機能し、尿酸を含め過剰だったり不必要な老廃物などを尿として体の外に出してくれるのです。しかし尿酸値が高いと結晶化してしまい、それが体の関節などの末端に溜まると痛風発作が起こります。同様なことが腎臓にも起こると「痛風腎」となり機能が低下することになってしまいます。さらには尿が酸性になると尿酸を核にカルシウム結石ができてしまうことがあり、それが進行すると「腎臓結石」を起こしてしまうことにも。そしてその状態が長く続くと「腎不全」となり、人工透析や腎移植ということにもなりかねません。

 

そんな危険性をはらむ尿酸を下げるには食事を見直したり運動をして肥満を解消することが第一ですが、水分の補給も忘れずに行うことが大切です。しかしこれにも注意が必要になります。それは尿を出すために利尿効果の高い野菜を食べたりお茶やコーヒーを多めに飲むなど「過剰に」摂取すると、尿を排出するためにたくさん働かなければいけないので腎臓がオーバーワークになってしまい余計に負担をかけてしまうことにもなってしまうのです。尿酸を排出することばかりを考え、余計に機能を低下させてしまうことのないように気を付けてください。すでに医師から腎臓の機能低下を指摘されている場合は、摂取量を医師と相談して決めるようにしてください。

 

腎臓は他にも血圧の調整も行うなど生活習慣病に大きく関わってくる臓器です。尿酸値が関わるのは痛風だけだと思わないように注意して健康的な生活をしてください。

 

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